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考える手法① [課題―読解]

読書感想文といえば、夏の宿題。定番となっていますね。
ですが、夏だけ「感想文」に取り組んで、それでいいのかしらん、と思います。
夏に一度取り組んだだけで、本を深く読み解いたり、
考えを述べる力がついたりする・・・わけではありませんよね。

夏だけ取り組むから、
考える手法や、考えたことの表現の仕方を知らないまま取り組むから、
「感想文~? めんどうくさい、きらい!」になってしまうように思います。


毎年の課題図書について、
本のテーマや主人公の行動をどんな切り口で読み解いていけばよいか、
具体例を記した本が出ています。
宮川俊彦先生の『とっちゃまんの読書感想文書き方ドリル』です。
宮川先生の本ばかり紹介しているので、
「またなの~?」とお思いかもしれませんが(すみません)、
この本、読むたびに発見があります。
本に提案されている「ものごとの見方」は、実に含むものが多くて、
中学生以上、いいえ、大人が読んで考えを巡らすべき!と思う内容です。

すごくよい問いかけがなされているのに
子どもたちはたぶん、多くを読み飛ばしてしまうか、
よくわからないまま、本棚にしまいこんでしまうかをしている気がします。
う~ん、もったいない!
何年かのちに、ふと本を開いてまた考えてくれればいいなぁと思いますが
毎年出る本は「消費する本」と思われがち。
「2012年?もう終わっちゃったね、捨てようか」ってことになってしまうのかもしれません。

ああ、もったいない。

ということで、10月はこの「読書感想文ドリル」にある問いかけを用いて
いくつかのクラスで授業をしました。

章ごとについている問いかけは、
「ものごとを考える際に持つべき視点」をも伝えてくれています。
その視点を自らも持つこと、
そして、「よい・悪い」「正しい・間違っている」「得・損」で二分して語るのではなく、
ものごとの本質に迫る力を持つこと、
上記の二つを刺激するのをねらって行いました。

宮川先生にお会いしたとき、あまりにこの本の文章が美しくて深いので
「課題図書の読解より、この『感想文書き方ドリル』の文章読解をやります!」
と、宣言して帰りました。
了承いただけたので、なんの心配もなく、一文一語を切り取って読解しています。

といっても、なんのことやらおわかりになりませんよね。
次のブログで、もう少し具体的にお伝えしようと思います。

「考える手法」は、成人してからも活用できるもの。
いえ、成人してからこそ、力を発揮するものです。
「今だけ」「テストのときだけ」通用するようなコツではなくて
これからもずっと、自分を高める力となるものを
皆といっしょに育てていきたいと思います。

「とっちゃまん」の読書感想文書き方ドリル2012

「とっちゃまん」の読書感想文書き方ドリル2012

  • 作者: 宮川 俊彦
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2012/07/14
  • メディア: 単行本



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コメント 2

こま

お久しぶりです。娘が熱田の教室でお世話になったこまです。
私も今年仕事で感想文指導を行い、この宮川先生の本に非常に共感&感動して2011年、2012年と買ってしまいました。
何より私自身が多くの学びをもらえたと思っています。
「夏の宿題のため」だけに使うのは勿体ない(というより良くない)と、何とか継続して深い読書を身に付けるための
はたらきかけはできないかと思案中です。
また次の記事を楽しみにしています。(^^)
by こま (2012-10-19 15:39) 

uno-tea

こまさま、コメントありがとうございます!

こまさまも、やはりそうお感じですか! 
大人とかこどもとかのくくりを超えて、どの方にも読んでいただきたい本ですよね。巷にあふれるノウハウ本とは一線を画しています。

生徒たちには、本から得た問いを、静かに、心の中で熟成していってくれたら、と願っています。
by uno-tea (2012-10-20 19:20) 

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