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花まるをもらえた講座 [教室]

12月3日は名古屋単科でした。
作文課題は、自分を含めた家族の姿。
説明するのではなく、場面で「家族」を見せてね、と伝えました。
「ドラマ」で書くつもりでね、と。
読解・意見文課題は、「0」の読解。
かなり昔に実施した課題です。先月の岐阜単科でやってみたら、
非常に面白い見解を皆が出してくれたので、
名古屋の子たちはどう言うのかな? と行いました。

月1回でも、続けてくれると文章が変わります。
作文課題で印象的だったのは、双子の作文。
教室まで電車で来てくれたのですが、
電車の窓から見える景色が、びゅんびゅんと流れていくさまを
それぞれの感覚で、見えるように書いてくれました。
二人とも同じ「車内の様子」をドラマ化したのに、
主におくものも描き方も違っていて、
二人の「得意」の違いが生かされた作品になっていました。

読解・意見文では、「0」が何を表すのかをまずは討論。
0は、「ない」ということだけではなく、基準や区切りでもあること、
「ない」ものはあるのか? ということ、
そもそも「ない」って、どういうことなのか? ということ、
人はなぜ基準を設けたがるのか、ということ。
メンバーが違うと討論の展開も違います。
岐阜とはまた違う論戦になりました。

「じゃあ、それぞれの『0』の意味するものを書いてみて」
と、原稿用紙を渡したら、
すごいですねぇ、皆黙々と書くのです。
あたりまえですが、教室での作文は、「討論のまとめ」をするものではありません。
討論で出たことをふまえて、新たな展開に挑んでほしいと伝えてあります。
だから、私のテキトーなホワイトボードのメモ書きを見て写す人はいません。
(そもそも私のメモは断片的で、そのままでは使えません)
皆、自分の中にあるものと対話するかのように考え、書き進めています。
そのさまは、少し異様でもあり見事でもあり。
この人たちは、なんてすごい力を持っているんだろう、と思って見ていました。

案の定、どの人の作文も読みごたえがありました。
ある中学生の作文が、丁寧に論を深めていくものだったので感心していたら
「この一年で一番頑張った」と、
少し照れ臭そうに、少し誇らしげに、伝えてくれました。
今年最後の単科だったから、一番いいものにしたかったようです。
彼女のその気持ちがうれしくて、
ああもうなんか、ほんとうにありがとう! という気持ちになりました。

他にも、この一年の中で、いい変化を見せてくれた人がたくさんいます。
作文がすきではなくて、ほめられた言葉をいつも使っていた人は、
講座に来るようになってから、成績が上がった!と言い、
用いる言葉も表現もうんと幅が広がりました。
ささっと仕上げるのが常だった人は、
少し立ち止まって、自分の「ほんとう」を入れ込むことをし始めました。
もともと語ることも考えることも好きだった人は、
毎回「今までとは違うものを」と意識して、
深く切り込んだり逆の考え方を試したりしてくれました。

私の講座は、自分だけでは進んでいけないものだと強く感じました。
皆の挑戦があってこそ、こうやって続けていけるし、
続けてもらえるんだと思います。
今年も単科にご参加いただきありがとうございました。
今度の日曜は岐阜の単科です。
こちらでも、皆の挑戦を後押しできることをしたいと思います。

ところで!
講座が終わって、「また来年!」と言って帰った生徒の一人が、
すぐに教室に引き返してきました。
「先生、月がすごくきれいです! 見て帰ってください!!」
一歩外に出て、大きな満月が目に入って、その美しさと見事さに
「共有しなくちゃ!」と思ったんだそうです。
こういう生徒がいること、私に花まるがもらえたようで、本当にうれしい。
私が皆につける花まるよりも大きな花まるを、私は皆からもらっています。


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